今宵、月下の夜に

玄関のドアを開けると相変わらず肌寒い風が吹く。

マフラーを長めに巻いて紺色のコートを羽織った。

ミディアム丈のブーツが音をたてる。


待ち合わせのカフェまで来ると咲希さんはまだ来ていない。

私は先にカプチーノを頼んで待っていた。


横を見ると透明の硝子張りの壁から公園が見える。