今宵、月下の夜に

咲希に彼女を紹介されたときは驚いた。まさか連れてくるなんて思わなかったからだ。でもま、思っていたより普通の人そうだ。ただの考えすぎか。


その時携帯が鳴った。

メールだった。


『新たな任務だ。至急こちらまでこい。

マスター』


その文面をみてため息をつく。

また長期戦になりそうだ。