顔面すれすれのところで相手が私の持っていた髪止めを掴んだ。 「久しぶり」 そう言った人物をみてほっと息をつく。 「…まったく。何しにきたの?」 そこにいたのは三歳年下の十七歳の殺し屋、ルカ。 私が裏の世界に入った頃からの知り合いだった。