《さあ、まもなくアンカーにバトンが渡されます!今の順位は、赤、黄色、緑、………》



順位は変わらず、赤がやや独走していた!


そして2位以下はデットヒート!!



よしっ!



このまま冴木野郎がドジ踏まずにいけば、
赤の優勝確定だ!!


あたしは勝負の行方を見守っていた!



ちなみに、アンカーだけは一周するのが決まりとなっている。



《おっと!ここで赤がバトンを落としたッ!!》



あ!!



途中で3年の女子がバトンを落としてしまい、
時間がロスしてしまった!!



ま、まずい!!



2位との差があんまり無いぞ!!?



そんな中、バトンはいよいよアンカーの冴木野郎に手渡された!!!




でも。




「あ!!」



渡すところで2位の黄色に抜かれた!!!





と思った。



「え…………。」



あたしは思わず声が出てしまった。