元治元年 六月五日―祇園祭― 私は仕事が来るまで部屋で待機していた。 仲間A「お彦!祇園祭見に行こう!外にぎわってるぜ!」 仲間は上機嫌で部屋に入ってきた。 「何言ってんだ。こんな時に…」 私は胸騒ぎがしていた。 (皆、大丈夫かな…)