『…お姉ちゃん…。』 わたしのスカートにしがみつき、真由ちゃんは安心したように言った。 わたしは真由ちゃんを夢中で抱き寄せた。 それを見ていた中西さんが、忌ま忌ましげに真由ちゃんに声をかけた。 『…アンタ、アンタのお父さんと出て行ったんじゃなかったの?』 『パパ…「待っててね」って、お母さんとオジちゃんのとこ、行った。』 わたしは驚いて、真由ちゃんに聞いた。 『オジちゃん?あの、真由ちゃんをドンしたオジちゃんのとこ?』 『うん、そう。「すぐ戻るよ」って。』 …どういうこと? ・