愛しい君に何度でも





勝手にお兄ちゃんのせいにして、今日は諦めるか…と思ったら、目の前から透き通るような綺麗な声が聞こえ、私は立ち止まってそっと視線を変えて前を見た。




「…なにしてんの?」


「先輩…」



先輩は私を見て首に手を当てている。


そして私に近づいて手を下に下ろした。




「夏休みって、休みとかありますか…?」



私は先輩を見るのが怖くなってしまって、目線を下に下げた。



____いきなりすぎたかな。



「夏休み?あー、うん。休みはあると思うけど、いつかは分からないな。
…なんで?」



____きた。


やっぱりそうなるよね。

気になるよね、そこ。




さっきまで積極的がどうとかこうとか言ってたけど先輩を目の前にしたらそんな事全部吹っ飛んだ。



何も考えられない。