一翔が歩くといままで人でいっぱいだった道が嘘のように空いていく。

(なんか…見られてる…?)

梨華はそう思い周りをみると沢山の女の子が梨華を見ていた。

「なにあの女…」「一翔さんの隣にいるよ…」「あれ姫?」「やだ…。黒蝶なんて…」

周りからはそんな声が上がっていた。

「わかったか?これが姫になるってことだ。」

一翔はそういった。

「梨華ちゃん。姫ってただ守られてるだけじゃないんだ。
守らないといけない時もあるんだよ。それ、覚悟してる?」

香清そう梨華に言った。

「ま、待って!私まだ一翔と付き合うなんて言ってない!
それに私には…」

梨華はそういいとどまった。

「お前には…?」

一翔は続きを聞こうとする。

(言えない…一翔には言えない…私が…私が汚いこと…。
言ってはダメ。)