一翔に怒られた香清はふてくされながらバイクを磨きに外に出た。

「ったく、どいつもこいつも…」

一翔はそう笑いながら梨華の隣に座った。

「で、梨華。お前なに話してたんだよ。」

「なにって?」

「だから…!浅緋とかと…何話してたんだょ…」

「…なんでもないよ~」

梨華は少し考えて言った。

「なんだよ!!」

「なんでもないよぉ~」

「言えっ!!」

一翔と梨華はそうじゃれ合う。

「だ~から~なんでもないってぇ~」

この日々がずっと続けば…。