おせふんと

気づくと追いかけていた、

腕を掴んでいた

無意識だった。


そう、だ
名前、名前がききたい

「名前はなんていうの?」

「ナルミ・・・3組のナルミ」

下を向きながら必死で言葉を並べていくその姿は
とても可愛らしかった。