だから、俺も話すことにした 「羽華…俺はお前の嫌いなヴァンパイアだ」 そう言った瞬間羽華が息を呑んだのが分かった そして微かな震え 俺がいくら羽華に危害を加えなくても 所詮は俺もヴァンパイア 理性の壁が壊れたら同じ化け物だ 「そんなに震えてくれるな、心配しなくてもなにもしない」 羽華から視線を外し俺はドアの方に歩く 「…好きなだけここにいればいい、嫌になったら出ていけばいい……怖がらせて悪かった」 そして俺は静かに退室するつもりだった