それから新奈と、納得するまでお互いに気持ちをぶつけあって、わかりあって。
まさかこの歳になって友達とこんなふうに喧嘩したり、仲直りしたりするなんて、大学でこんなにも大切な友達と出会えるなんて、思ってもいなかった。
ああ、そうだ。
きょう大和が押しかけてきたことは、新奈には言わないほうがいいな。
たぶんまたスゴイ勢いで怒る。
あたしにもとばっちりがくると思う。
なんであんな男に引っかかったん!?とか、ぜったい言われるもんね。
もう1億回は言われたし。
あーあ、せっかくいい気分になっていたのに、また思い出してしまった。
本当にいやだなあ。
あんなのはまた、あいつの気まぐれだといいのだけど。



