人を助けるという立場に有り、まともに遊べなかった私は自由に村中を駆けまわるルヒルに嫉妬していたのかもしれない。 病に伏せてはじめて、健康であったのだと思い知ったのだから。 『…姉さん。お願いがあるんだ。村の人を、これからも姉さんの魔法で治してあげてほしいんだ』 余命宣告を受けても、こんなことを言える優しい弟。