心に悪夢を潜ませ


 ルヒルが病気に鳴る前は、やんちゃな元気な男の子だった。

 何時も私やダンおじさんを怒らせ、時にはエリシアをからかい遊んでいた悪戯っ子。

 ニンジンが嫌いで肉が好きで、気の利くいい子。

 ボール遊びは下手なのに、いつもボールをもって走り回るからあいつはバカだとダンおじさんに笑われていた。

 エリシアはおマセで、少し年上でいつもからかわれるのにルヒルのことが好きだった。

 ルヒルもエリシアのことが気になっていた。

 エリシアの四歳の誕生日には花の蔦で冠を作り、僕が幸せにしてあげると約束していた。