墓石にはルヒルはいなかった。 もう手を握ることもできない。 もう、笑いかけることも もう、動くこともない。 もうルヒルはいない。 自然と流れる涙が、温かかった。 冷たい墓石、ルヒルを、感じられるものはなにもない。 探してもルヒルはどこにもいない。 死んでしまった、のだから。 「うぅ…るひぃるぅ…」