人の形を模したケダモノ達は、 卑猥な言葉と醜態を晒し、 ギラギラと欲を吐く。 人の形を模した殺戮人形達は、奪う為の剣で神の与えた器(身体)を切り裂く。 なんのために奪うのか。 なんのために奪われるのか。 傷つけられることを、 傷つけることを、 何故受け入れないといけない。 力のない自分の、 やるせない怒りと絶望と悲しみの行き場を探した。 はけ口はなかった。 見せられる人のおぞましさに、いっそ意識を手放したいと願っても、私以上に辛く苦しいはずのダンおじさんを思ってはそれも出来ない。