心に悪夢を潜ませ


 戦士達は狭い部屋を見渡し、笑った。

 「でてこーい、殺してやるから」

 ギャハハと下品な笑い声が聞こえ、身体が震えた。

 音を立てては見つかってしまう

 止まれ

 止まれ!

 願えば願うほど震える身体。

 「…」

 私の手を握り、顔面蒼白のルヒルが微笑んだ。

 ルヒルの身体も震えていた。