また、恋に落ちればいい。


自分の家で、くつろいでいるとき、電話が鳴った。

「もしもし。」

「あっ、双葉ちゃん!ハクが目を覚ましたの!!」

「えっ...本当ですか!?今からいきます!!」

私は、タクシーを捕まえて病院に向かった。

病院についたら走って病室まで向かった。

ガラッ

「ハク!」

ハクは、体を起こしておばさんたちと会話をしていた。

私の声でハクたちがこっちを見た。

「誰?」

周りの空気が一瞬にて変わった。

「ハク、わかんないの?双葉ちゃんよ!!あんたの彼女!恋人!」

「俺、誰とも付き合ってない。」

はっきりとした口調でハクは言った。

「ハク・・・・・・。変な、冗談やめ、てよ。」

私は、冗談だよってハクが笑って言ってくれるのを待ってた。

なのに・・・・・

「誰ですか?」

真顔で話している。もう、これは冗談でも何でもない。
ハクは、私のこと本当に忘れたんだ。

それから、どうやってこの病院のベンチに来たのか覚えがない。

涙なんかでてこない。

頭の中が真っ白で、どうしたらいいのかもわからない。

「双葉ちゃん。ごめんなさい。」

そっと、私の手を掴み呟いた。

「ハク、記憶障害だ。ってお医者さんに言われたわ。」

記憶障害。

本当にこんなことってあるんだ・・・・。

ドラマや小説の中だけって思ってた・・・・。

「おばさん、私は・・・どうしたらいいの?」

「ハクの記憶は3年前からなくなっているの。ちょうど、双葉ちゃんと付き合い始めた頃。よりによって・・・・」

おばさんは、顔を手で覆い泣いていた。