ピンポーン
「こんにちはー。」
ガチャッ
「あ、ももか!いらっしゃーい!」
そう言って部屋から出てきたのは礼奈。
私は
「いやぁ、いつ見てもでかいお家ですこと。」
と軽口をたたきながら靴を脱ぐ。
「はははー、まあね!羨ましいでしょう!」
「けっ、お金持ちさんはいいですねー。」
「冗談だよ〜w」
「はいはい、それよりケーキ!早くケーキ!!」
「もー、本当、ももかは家のケーキ好きだねぇ。」
「だってさ、美味しいじゃないか!」
「あは、まーねw」
私達は喋りながら、ふかふかの白いソファーに座った。
「礼奈お嬢様、お友達の分のジュースは如何なされますか?」
「あぁ、入れて頂戴。」
礼奈の家には執事やメイドがわんさかいる。
絵本の中みたいだ。


