トルマは直ぐ近くにあった古びた鉄パイプの椅子に座っていた。 「ね······ねぇ。何?ここどこ?トルマ····。」 『エクスチェンジ✲ハッピー✲ニュー····。』 ももかの問い掛けにも答えず、間髪入れずにトルマは言った。 「なっ·······なんか答え········」 「あちらをご覧下さい?」 えっ········と言った振り返ったももかの目には。 いつの日か居なくなっていた母親がいた。