でも、怜は俺達とは目も合わせない。




それどころか避け始めたんだ。




俺達は全てが嘘だと信じたくなかった。




もしも、裏切ったのが怜の演技でも…。




そうだったら、かなり傷つけることになるのに…。




俺達はただ、これ以上傷つきたくなかったんだ。




これ以上、失いたくなかったんだ。




自分勝手なのは俺達なのかも知れない…。