「お前らもうくっつけよ」
「年の差」
「いいじゃん、もう」
「…じゃあなゼウス」
「あ、え?おいっ!!」
逃げだそうとしたところで捕まった。
「じゃ、ホテルに!!」
「…」
板を履かせられてハンドルを握らされ、ヘルメスは溜息をついた。
「なあ、イーリス?」
「え…!?」
目が笑っていない。
完全に引き攣った愛想笑いを浮かべてイーリスは怯えた。
「ヘルメスは俺のものだからな」
「…」
嫉妬…?
よくわからない敵意に、イーリスは仕方なく乾いた笑い声をあげようとした。
「お前ら何してんだ」
「なかよくお話★」
「…ソウデスカ」
「ヘルメス~?」
「…」
「何感傷的になってるんだよ」
「綺麗な海だ」
「ああ」


