☆Friend&ship☆ -序章-


「ねえ、あなたは下りないの」

「イーリスちゃんは?僕は降りられない理由がありますから」

「どんなよ」

「船長から船番頼まれてて」

「何それ。もっと真剣なものかと思ったわ」

「真剣です。だって船長命令ですから」

「ところでなんで俺に敬語使いなの」

「ちょっと待った俺はないだろう」

「これが地なの」

「さすが虹元」

肩を竦めてキングは息を吐く。

「ま、いいけど」

「ここの人たちは皆優しいの」

「ゼウスの仲間なんだ。当たり前」

「星では化け物扱いだったのに、ここにきてからすっかり先輩よ」

「はは、ゼウスに毒されたんだろ」

「ねえ、隠れ毒舌なの?」

「………」

ニコニコニコニコ…

にこにこにこにこにこにこにこにこにこにこにこ…


「…分かった」

イーリスは船を降りた。