☆Friend&ship☆ -序章-


「Wow!!」

「…」

「なんつースタイルしてるんだお前っ☆」

「…」

「あ、日焼け止め?いいよ何がいい?50+でいいか?それとも50+++?」

「…ここの海は赤いのか」

「いや?さっきまできれーなコバルトブルーだったんだけどさ…」

「全員倒れているが何かあったのか」

「…」

ゼウスは大きく息を吸い込んで叫んだ。

「ヘルメスのばかー無自覚ーーー!!!」

混色の暗い色の水着に半袖のラッシュガード。

サンダルと合わせた手袋は相変わらず真っ黒だった。

サングラスまでかけられてはいつもの不機嫌オーラも用無しだ。

「ここまで似合うとはなー」

「お前の笑顔が眩しい」

「ありがと☆」

とか言ってる場合じゃねーと自分で叫び、ヘルメスに見つめられたままぎゃーつくぎゃーつく言っているゼウス。

「くっそマリンスポーツは諦めるか…」

よし、とゼウスが気合いを入れる。

Tシャツを羽織るとヘルメスにも羽織らせ、さていこうと向かった先はプライベートビーチ。


「はいこれボードね♪」

「…ありがとうございます」

「じゃあ早速レッツゴー♪」

「…」

ふえーいと嬉しそうなゼウスを見ながら、ヘルメスは本当に小さな溜息をついた。