「もしもし、奈緒のケータイです。どちら様?」

「ちょっ、人のケータイ勝手にとんないでよ!」

昼休みに、いつも通り弁当を食べていると、私ー奈緒ーのケータイがなった。

それを友達ー佳乃ーが勝手にとる。と言う事件がおきた。

「いいじゃない。どうせ、樹君からでしょ?」

樹と言うのは、私の友達である。

「だとしても、勝手にとるのはダメだよ、佳乃。」

そう言っているのが明奈で、

「そうそう。いっつもするんだから、いい加減直さなきゃ、ダメ。」

明奈の横で真顔で話すこの子ー留乃ー。