まさに今だって、彼に後ろから抱きしめられながらテレビを見ている真っ最中。 『こーら。顎グリグリするなー。』 「へへっ。ごめーん! あ、ねぇ!お風呂貸して!」 へっ!風呂!? 『……泊まる気じゃないだろうな。』 「まさか♡家帰ってから楽じゃん?」 『はぁ〜。どうぞ。』 ヤツは、いってきまーすと楽しげに風呂へ向かっていった。 はぁ〜。なんだかな〜。 ボフッ 私はソファに倒れこみ、そのまま眠ってしまった。