白い部屋で


私は裸足で歩く

「夢の方の泉くんはあなたでしょう?」

「な…んでわかったの?」

「わかるよ。目の色がね、違う」

私わかったんだ。

どこか違うこと。

「夢の方の泉くんの瞳の奥が黒い

…まるで何か隠してるかのようにね」

「日和…」

私はその泉くんから離れ
現実の泉くんの方へ行く。

「やっと会えたね。泉くん」

「どうしてわかったの」

「言ったでしょ?目がちがう」