白い部屋で


『日和のいった[現実の僕]は
僕にもわからない。』

そうだよね……

『日和はずっとここにいるし
僕にとって普通に生活してるんだよ?』

「そーなの?」

『もちろん』

「わたし、どこにも消えてない?」

『うん、ご飯食べてお風呂はいって寝てる』

お風呂入ったっけ!?

「あの、お風呂入った記憶が…」

『ないの?』

「うん…」