「佳奈美またね!」


「うん!デート頑張りなさいよ〜」


佳奈美はそう言ってニヤニヤしながら帰っていった。



んふんふ♪♪


私はるんるんでお家にたどり着く。


「たっだいまあ〜」


上機嫌で玄関にはいるとお兄ちゃんの靴ともう一足。

すごく嫌な予感がするのは私だけ……?



ゴクンと息をのみながら、リビングに足をふみいれる。




「よっ、梓おかえり」



や、やっぱり……!!!!



リビングのソファーには予想通り煌我さんが座っていた。