それなのに!
全く違うじゃんお父さん!!
よく話すし。
子どものようにはしゃいでいたし。
常に笑顔だったし。
驚いていたし、表情がコロコロ変わっていた。
全然違う!
今までのお父さんは一体誰!!??
…まぁ良いや。
お父さんのこと知れて。
これから沢山話して、もっと沢山知っていきたいな。
「瀬川ありがとう。
瀬川がココでお父さんと会わせてくれなかったら、私お父さんとわかり合えていなかったよ」
「…いえ、偶然です」
「偶然?」
「ええ。
宮野教授が来ることも偶然でしたし、宮野が来たのも偶然です。
僕は何もしていません」
「そうなんだ…。
でも、話すよう言ったのは、瀬川でしょ?
本当、瀬川には感謝してばかりだね」
「………」
瀬川は本を閉じた。


