…ん?
好き?
誰が、誰を?
「あたしより…カナコちゃんを選ぶの?」
「…ああ」
瀬川が…
私を…
好きィ!?
「あたしじゃ駄目なの?」
「桜のことは感謝しているし、悪いとは今でも思う。
でも…それは、恋とは呼べないと思う」
テンパる私を置いたまま、話はドンドン進んでいく。
置いて行かれないよう、耳を傾ける。
「…よし、解き終わった。
炎もだいぶ回ってきているな。
早く行かねぇと、死ぬぞ」
ロープを放り投げた瀬川は、私を見る。
「何固まっている。
早くしないと、死ぬぞ」
「あ…そうだね!」
「桜も早くしろ。
話は出てからでも出来るだろ」


