「桜っ!」 炎の海に響いた、低くよく通る声。 「な…なーくん……」 炎の中立つのは、瀬川だった。 桜ちゃんが驚いた声を出す。 てか瀬川イケメンだから、炎の中立ちつくす姿って、絵になるよね。 まるで映画のワンシーンみたいっ! こんなこと考えている暇はなぁーい! 「瀬川! 何しているの!? 早く逃げないと、瀬川まで丸焦げになるよ!?」 「うるせぇ! 黙ってそこで大人しくしていろ!!」 もう慣れたよ。 瀬川の変わりっぷりには。 …桜ちゃんはその変わりように驚いているけどね。