天才な彼を笑わす方法








灯油がまいてある床に、炎はドンドン瞬く間に燃え移る。

一瞬にして、倉庫内は炎の海と化した。




「桜ちゃんっ…!」



ロープで手足を縛られている私は、身動きが取れない。




「桜ちゃん、これ外してっ……!!」



必死に縄を解こうと試みるけど、全く効果なし。

生きて帰ることが出来るなら、縄を解ける練習をしたい。




「嫌よ。
あたしだけ死ぬなんて許さない。
…カナコちゃん、さっき言ってくれたわよね?
あたしたち、友達でしょ?」



桜ちゃん…とんだ我が儘女だァ!

さっきは私を道具だの散々言ったくせにィ!

今更友達でしょ?なんて…。




てか友達殺す奴とか信じられないし、許されないから!




「桜ちゃんっ、離して!!」

「嫌よ!」

「桜ちゃん!
友達なら離してっ!」

「友達なら一緒に死にましょっ!」

「そんな友達あり得ないからァ!!」



私は必死にジタバタ、ロープが切れないか動く。






全く効果なし。