「じゃあ、僕たちと帰る?」 僕は天瀬さんを誘っていた。 蓮と帰ってほしくなかったし、他の部員でもいやだったんだ。 「え?いいの?」 「うん。僕一人だと嫌かもしれないけど、かなもいるから。」 僕とかなの家は隣同士だから一緒に帰っている。 「ありがとう!全然嫌じゃないよ! 嬉しい!じゃあそうさせてもらう!」 天瀬さんはまた笑顔で言った。