─────チュンチュン チュンチュン
朝だ。今日は学校に行ってみようと思う。
俺は昨日の夜、みぞおか先生への打開策を考えた。
インターホンは出なきゃ止まない。
前、居留守を使ってみたのだが、ものの1時間は止まなかった。
根性がすごい。
なので、俺はみぞおか先生が来る前にさっさと学校に行ってしまおうという作戦にでる。
「·········行ってきまー···す。」
といっても家には誰もいないのだが。
ゆっくり、ゆっくりとドアを開ける。
そこには、キラキラの笑顔のみぞおか先生がいた──────
「·····お、おはようございます!」
俺はひきつった笑顔で挨拶をした。

