ピンポーン




「また来たか·········」




俺の担任の先生。


みぞおか先生だ。




「······」



出るのがめんどくさくて、しばらく息を潜めてみる。



ピンポーン ピンポーン ピンポーン


だが、インターホンの音が止まることはない。



(しつっこい······!!)



俺は渋々、玄関のドアをあけた。