「どうした胡桃?
弁当食べないと昼休み終わっちゃうぞ?それとも、それもくれんの?」


のぞき込む類センパイに、さらに私の頭は沸騰寸前‼


「あらあら、面白くなってきたんじゃない?ねぇ、蓮人くん?」
なんて会話がみんなでされてるのなんか全く耳に入ってけないほど、テンパりながら、味が全く分からないお弁当を食べていた。


わ…私、どうしちゃったんだろう…。


類センパイに頭ポンポンされて、ドキドキしちゃうなんて…。


今まで味わったことのない気持ちが分からないまま、お昼休みが過ぎていった。