だぁい好き♡

「胡桃……?」
もう1回バカみたいに名前を呼ぶと。
「もぅ~なんなのぉ蓮人ったらぁ~。」
甘ったるい声で言う。


俺がオロオロしていると、
「こら、胡桃に酒飲ませたヤツは誰だ( º言º)」
俺の後ろで風花さんが、めっちゃ低い声ですごんでいる。


うっ、やべぇ。
この殺気 ハンパねぇ((;゚Д゚)


誰もなにも言えないでいると。
「お前か、松岡」
すげぇ、見破ったよ、この人!!
「てめぇ、覚悟は出来てんだろうなぁ?」
後ろを見なくても分かる。
めっちゃ怖!!


松岡センパイはダッシュで逃げようとしたけど、あっけなく捕まり、顔を掴まれてジタバタしている。


「酒のんだ胡桃は最強だぞ~(笑)
気をつけろよ~(笑)」
小山が超爆笑しながら言う。


「むぅ~、勇翔くんウルサイよ!!」
本人睨んでるつもりなんだろうけど、全く怖くない。


むしろ可愛いだけだし(笑)
「無駄に愛嬌ふりまくなっつの!!」
慎さんが不機嫌そうにチッと舌打ちする。


「う~、お兄ちゃんのイジワル~!!バカぁ!!」
目に涙を溜めて、ガバッと和馬さんに抱きついた。


「パパぁ、お兄ちゃんがいじめる~(泣)」
あ~あ、和馬さん目がヤバイほどデレデレだ……。
「よしよし、胡桃は悪くないからなぁ~。」
頭をナデナデしていると。
「えへへ~、パパだぁい好きぃ」
スリスリと和馬さんの胸元あたりに、ホッペをすり寄せている。


松岡センパイや城谷センパイも、ポカーンと見ている。


「胡桃は親父に似て酒に弱いんだよ。酔っ払うと、無駄に愛嬌ふりまく甘えん坊になっちまうんだよ。」
慎さんが嫌そう(いや、すねてる?)に言う。


「慎さんは、酒弱くないじゃないですか?」
城谷センパイが言うと。



「俺はオフクロ似。」
風花さん、ケンカだけじゃなく酒も和馬さんより強いんですね……。


「胡桃、部屋に帰るぞ。」
慎さんが言うと。
「嫌!!」
さらに和馬さんに抱きついた。


「胡桃!!」
慎さんが手を捕もうとすると。
「ウルサイ!!」
そう言って立ち上がったと同時に、慎さんのみぞおちにパンチをくれた。



「うっ……」
身体を折り曲げる慎さん。

酔ってても身体がちゃんと動くのか……。


「な?胡桃最強だろ~?」
もう小山の爆笑がとまらない。