だぁい好き♡

「えっ、今の声って……?」
みんながザワザワした時に。
バァン!!と屋上のドアが開いた。


「こら勇翔!!なんださっきの電話は!!って、なんだコレ?」
お兄ちゃんが、寝転がってるチャラ男先輩達や立ちすくむ女の人達をみて呟いた。


「慎さん!!」
類先輩達と蓮人の声が重なった。


「何だ、お前らもいたのか……って、一体なんなんだコレは?」
もっともな疑問だね……。


「どうもこうもないですよ、慎さん!!
そこのクソ女共が、胡桃が影山先輩達と仲良く喋るからって醜い嫉妬心だしやがって、そこのクズ共に犯させようとしたんですよ!!」


蓮人が蔑むような視線をチャラ男先輩達に向けながら、お兄ちゃんに説明した。


あぁぁ、もう知らない……。


そう思ったのは、舞ちゃんも同じだったようで。
「由梨ちゃん、うちらは先に行こ……。」

「えっ、でも……。」
心配そうな由梨ちゃんに。


「あぁ、川島と橋田は帰った方が良いぞ~(笑)
人間、知らない方が幸せな時もあるからな!!」
と勇翔君がパチン!!とウインクした。


いや、様になってはいるんですけどね……。


舞ちゃんと由梨ちゃんが屋上から出ていった途端。


お兄ちゃんの纏うオーラが、あきらかに変わった。


「おぃコラ、さっきの話は、どういう事なんだよ。ちゃんと説明しろや!!」
転がっているチャラ男さんの1人を、片腕で持ち上げると、手首を握り締めて、音がボキボキ聞こえるんじゃないかという勢いで、そのまま握りつぶしていく。


「……!!」
痛みで声が出ないであろうチャラ男さん。


「お兄ちゃん!!」
私が叫ぶと。


「あ~なんかさっき、胡桃が勝手に手ぇ出したとか言ってる女がいたぞ~(笑)」
と、勇翔君が悪魔の一言を囁いた。


あの人絶対に面白がってるでしょ!!


「はぁ?胡桃はなぁ、クソみてぇなテメェらと違って、むやみに手ぇ出したりしねぇんだよ!!
そんな卑怯な方法なんか、俺も親父もお袋も教えてねぇからな!!」
と、さらにチャラ男さんの手首を握りしめる。


あぁぁ、絶対折れたよね(;´Д`)


「で?言ったクソ女はどいつなんだよ?場合によっちゃ、たとえ女だろうとタダじゃおかねぇからな」


チャラ男さんをポイと投げると、ギロリと女の方たちを睨んでしまった。


あぁ、いつもの優しいお兄ちゃんは、どこに……。