だぁい好き♡

(類side)

「いや~しかし胡桃ちゃんウケたわ~」
智樹がまだ笑ってるが。
「なにも面白くねぇし!!」
ムスッとしていると。
「言われて悔しかったら、来るもの拒まずをやめたらいいんじゃないのか。」
「本当だよ~。
女ウゼェとかいいながら、やる事はやるんだから、まぁ最低だよね。」
翔・姫奈カップルに散々な言われようだな……。

「どいつもこいつも、それが分かってて来るんだから、別にいいじゃねぇかよ。」
俺が言うと。

「そうそう、いわゆる俺らはボランティアなわけよ。
俺らに抱かれるのが、ステータスなわけ。
向こうは自慢したい、俺らは気持ちいいで、お互いの利害が一致してるのね。」
サラッと智樹が言うと。


「マジで、あんたら最低。
翔が、そんなんなったら、私、間違いなく翔殺すわ。」
姫奈もサラッと恐ろしい発言をしている。


「それはないから。
俺は姫奈がいれば、それでいいから。
そんなくだらない心配しなくていい。」
「翔~♥」
翔に抱きつく姫奈がウザ!!


「はいはい、バカップルは、あっちでイチャイチャしてよね。
にしても胡桃ちゃんだっけ?
類の睨みが効かないってスゴイね。」
智樹が言ったのに対して。


「ただ単にバカだからじゃねぇの?」
俺が言うと。


「でもさ、桜本って聞いた時に、少し考えなかったか?
慎さんの妹じゃないかって……。」


智樹が言う慎さんとは、3月に卒業した、桜本 慎先輩の事だ。
あの人は、俺の前にトップはってた人だ。
しかも3年間。

1年で入学した時に、それまでのトップを、いとも簡単に倒してしまい、誰もかなわなかったスゲェ人だ。


しかし、妹がいるなんて聞いた事はないし、あの鋭い目つきで、睨むだけで人が殺せそうな勢いの迫力だった人と、あのクソチビでは、全くといっていいほど、繋がるように思えない。