《ピコンピコン♪ピコンピコン♪》
すぐに返信は来た。2回通知が鳴った。
『急にだったから怖がらせちゃった?
でも、一度ちゃんと話してみたい。
話してから俺を怖い人だって判断しても、
遅くはないんじゃないかなぁ?』
『しつこかったらごめんな。』
(…この人、怖い人じゃないかもしれない。)
一瞬そう直感で思ってしまった。
なぜだろう、この人相手に怖いという感情が
ないわけじゃないんだけど。と、心の中でモヤモヤした気持ちが収まらぬまま、返信せずに郁は疲れで眠りに落ちていった。
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