先輩は忙しくて、昼とか放課後に一緒にいるのは無理だけど、朝は途中から駅で合流して一緒に学校に行ってくれる。 ほんとにほんとに、優しい人。 だから学校に着くのは、先輩と別れることになるから、少し悲しい。 「じゃあ…またメールで。」 「はい。待ってますね。」 …私たちは、学校に着いたら明日までは顔が見られない。 先輩とは校舎も違うし、移動教室があったとしても、先輩達のクラスは通らない。 中々悲しい現状である。