俺こと、神原 晶(かんばら あきら)には
他人には見えないモノが視えてしまう。
それらの大抵は幽霊だったり、妖怪だったり、オーラと呼ばれるものだったりする。
はっきりと視えるようになったのは小学生の頃だったと思う。春休みが終わって最初の登校日、友達と 宿題が終わらない、新しいクラスの先生が格好いい、格好良くない、なんてたわいもない会話をしていた。
『ちょう肩痛くてさ〜。もう年かな~!』
その輪の中の女の子が肩を揉みながらボヤいていた。周りの子達もみんな笑顔で春の陽気に似合う微笑ましい光景だ。
但し、その子の肩を掴む血塗れの手を除きさえすれば。
他人には見えないモノが視えてしまう。
それらの大抵は幽霊だったり、妖怪だったり、オーラと呼ばれるものだったりする。
はっきりと視えるようになったのは小学生の頃だったと思う。春休みが終わって最初の登校日、友達と 宿題が終わらない、新しいクラスの先生が格好いい、格好良くない、なんてたわいもない会話をしていた。
『ちょう肩痛くてさ〜。もう年かな~!』
その輪の中の女の子が肩を揉みながらボヤいていた。周りの子達もみんな笑顔で春の陽気に似合う微笑ましい光景だ。
但し、その子の肩を掴む血塗れの手を除きさえすれば。
