はぁ~…優斗くんに風邪うつしちゃったよ~……。


……待って…。
いつも起きるのが早い三人が起きてなくて、そんでもってさっき優斗くんが風邪だって分かった。


まだ起きない二人…。


ま、まさかっ……二人ともっ…?!?!



「拓斗くんっ……!!!!!!」


慌てて拓斗くんの部屋の扉をあける。



「……けほっ……けほっ……ノック、くらいしろよ…な…」



やっぱり……


「それとも…何…?…そんなに…俺に会いたかった……?」


体調を崩しても拓斗くんは“いつもの自分”を頑張って保つ。