「はーい、皆召し上がれー。」


優斗くんがそう言いながら、大きなお皿を食卓のど真ん中に置いた。


「焼きそばだー♪いっただっきまーす♪」


綾斗くんが、小皿に焼きそばを盛る。
豪快に食べるなー……。

拓斗くんと優斗くんは何か黙々と食べてる。

………じゃぁ、私も黙々と食べよう……





と思ったけど。





「ゆずちゃんの席ってどこー?♪」


「あ、えと……窓側の一番後ろの席…だよ…。」


「え!!俺の隣じゃん!!♪
いっぱい話そーねっ♪」


「う…うんっ……」





綾斗くんって本当に可愛いな……。
だけど……は、腹黒?
なんでしょ?


拓斗くん言ってたよね……。




「ゆずちゃん、綾斗は無視して食べて良いからね?」


「えっ?!あ、うん……。」



優斗くん……いきなりどうしたんだろ…


あ!!そっか。
食べる時間がなくなっちゃうの心配してくれてるんだ。



そっか、そっか。