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「でも、まだ高校生なのに……大変だねぇ…。春川家に住んでるんだよね?」
「え?!…そ、それは……」
「大丈夫。この事は、校長先生と僕と春川さんたちだけの秘密だから。」
1-A組へ繋がる廊下を歩いていた時。
武司さんがそんな事を言った。
秘密…か…。
そりゃそうだよね……。
異性と同居なんて。
「僕も最善を尽くすから、何でも相談してね?」
「はい…ありがとうございます…。」
パパ、ママ。
私…頑張れそうだよ。
だって、こんなにも心優しい人たちがそばにいる。
「じゃぁ、ここがA組だから。
詳しいことは、このクラスの先生に……ね。」
「はい。分かりました。」
私はお礼を言って、A組のドアをゆっくりと開けた。



