拓斗君は体が大きいからブランコがよけいに小さく感じてしまう。
すると、拓斗君は私の膝にバサリとブレザーをかけてくれた。
「ん、お前スカートだから。」
冷えてしまう足を気遣ってこうして膝にかけてくれる小さな優しさにどうしようもなく愛しさを覚えた。
ブレザーはとっても温かい。
拓斗君の心もとっても温かいんだろうな。
「ありがとう。」
笑顔でお礼を言うと、拓斗君の耳が少しだけ赤くなるのが分かった。
「……他の男(やつ)にもそう言う顔してんの?」
「え…?」
そう言う顔って、どんな顔…。
「…お願いだから、本気にさせんな…」
「え、今何て言ったの?」
「…何でもねーよ。」
拓斗君、耳赤いなぁ…。
寒いのかな。私の顔の赤さは寒さからくるものじゃないけどね。
ただドキドキしてるだけ。
ドキドキ?
え、ドキドキしてるって事は
やっぱり好きなのかな拓斗君の事。



