自然と聞き耳を立ててしまう。 盗み聞きだと分かっていても好奇心には勝てない。 何だか聞いたことのある声。何だか聞いたことのない声。 中には二人いるようだった。 「えっと…?俺そろそろ準備室出たいんだけど、良いかな?」 「あ、あのっ!先輩まだ待ってください…。」 「どうしたの?顔赤いけど具合悪い?保健室行こうか?」 ……優斗君の声だった。 それと知らない女の子の声。 何だろう。もやもやするな。