……う…足…ちょっと痛い…。
無理に走りすぎたかな…。
でも、もう着くし…ちょっとくらい走っても大丈夫か。
体育倉庫へ着くと綾斗君がいるのか、ドアが少し開いていた。
切らした息を落ち着かせながら、ドアを開く。
錆びてるせいで鈍い音が「ギィ……」と音をたてた。
ここの体育倉庫はもう使われてないから人が入ってくる事はない。
だから、電気も付かないし鍵もかけられてないから誰でも入れる。
校舎の裏側にぽつりと建てられたその体育倉庫は、古くて使われていないせいで少々不気味な雰囲気を漂わせていた。
校舎の中からは楽しそうな声が小さく聞こえてくる。
……ここ…初めて入る…、ちょっと怖い…。
「あ…綾斗君……?」
コンクリートで出来てるからなのか中はひんやりしていた。
ドアノブを離した瞬間に勢いよく音を立てて扉がしまる。
このドアけっこう重いからなぁ……。
でもちょっとビックリした。
……それで、肝心な綾斗君は…?
さっきまで明るい所にいたから、中がよけいに暗く感じて何にも見ないよ…。



