それからどうやって過ごしたのか……。
気づけば、放課後になっていた。
「……はぁ、帰ろ……。」
誰もいなくなった教室。
今日のことを振り返ってみれば、無意識に見たものや聞いたことを記憶してたらしく、色んなことが思い浮かんだ。
遥とは同じ一年生で、学年に一クラスしかないから、当たり前だけど同じクラスだったし。
アオイとあの女子生徒……河鳥さんも、同じクラスだった。
崎野先生は見た目より中年臭くて、職員室やクラスメートの雰囲気は思ったよりも酷くて……。
「あんなの、陰口になってない……。」
最早目の前で堂々と言われる悪口。
隠す気も無いのだろう。

